空き家の管理は自分でもできる?必要な道具や適切な管理方法を解説!

2023-09-01

空き家の管理は自分でもできる?必要な道具や適切な管理方法を解説!

この記事のハイライト
●空き家を管理する目的は、資産価値を維持して特定空家に指定されるのを防ぐため
●空き家の管理をする際は、動きやすく汚れても良い服装でおこなう
●自分で空き家を管理するのが難しい場合は、管理委託や売却も検討する

近年、相続した実家が活用されずに、空き家のまま放置されるケースが増えています。
空き家は急速に劣化するため、資産価値を維持するには定期的な管理が欠かせません。
もし空き家を相続して自分で管理する場合、どのような作業が必要になるのでしょうか。
この記事では、空き家を自分で管理する方法や必要な道具などを解説します。
岡山市で空き家を相続するご予定の方や、空き家の管理方法でお悩みの方はぜひ参考になさってください。

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空き家の管理は自分でできる?管理する目的は?

空き家の管理は自分でできる?管理する目的は?

相続した家が空き家状態になっている場合、定期的に現地を訪れ管理する必要があります。
まずは、空き家管理をおこなう目的から確認しておきましょう。

建物の劣化を防ぎ資産価値を維持するため

人が住んでいない空き家は換気や掃除の機会が減るため、人が住んでいる住宅よりも劣化が早く進みます。
そのままでは住めない状態になると、空き家を売却または賃貸するときに、売却価格や家賃を値下げしなければなりません。
また将来ご自身が利用する場合も、大規模なリフォームやリノベーションが必要となり、コストがかかってしまいます。
空き家の状態を維持して資産価値の低下を防ぐためにも、定期的な管理は必要不可欠です。

近隣住民とのトラブルを防ぐため

空き家の状態を定期的にチェックすることで、雨漏りや外壁の剥がれなど建物の異常を早い段階で発見できるようになります。
とくに雨漏りは建物の耐久性に大きな影響を及ぼすため、早期発見と早期修繕が重要です。
また外壁の剥がれや軒裏の破損などは、そのままにしておくと近隣住民に怪我をさせてしまう恐れがあります。
損害の原因が空き家の管理不足と判断されたら、所有者が責任を負わなければなりません。
さらに、放置された空き家は人が寄り付かないため、放火や不法投棄など犯罪のターゲットにされやすくなります。
近隣住民とのトラブルを避けるには、空き家を適切に管理して安全を保つ必要があります。

特定空家に指定されるのを防ぐため

特定空家とは「空家等対策特別措置法」で新しく規定された空き家のことです。
以下の条件に当てはまる空き家は、特定空家に指定され、まず行政から助言や指導が入ります。

  • そのままにしていると倒壊など著しく保安上危険となる恐れがある
  • 著しく衛生上有害となる恐れがある
  • 適切な管理がされていないせいで街区の景観を損ねている
  • その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である

行政からの助言や指導が入ってもなお状態を改善できずにいると、固定資産税の増額や過料の徴収など多くのデメリットがあります。
特定空家の指定を回避するためにも、空き家の定期的な管理が欠かせません。

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空き家を自分で管理するために必要な道具は?

空き家を自分で管理するために必要な道具は?

空き家を自分で管理すると決めたら、まず必要な道具を揃えましょう。
ここからは、空き家を管理する際にあると便利な道具について解説します。

あると便利な道具

空き家の管理では、室内の換気や掃除、庭の草刈り、建物周辺のゴミ拾いなどをおこないます。
以下のような道具があれば管理がスムーズに進むため、当日までに準備しておくと良いでしょう。

  • 軍手
  • 室内で履くスリッパ
  • 掃除用具
  • ゴミ袋
  • 脚立や懐中電灯

空き家は扉や窓が固くなっていることも多く、素手で引っ張ると手指を痛める可能性があります。
手を保護するためにも、軍手の準備は忘れないようにしましょう。
掃除用具に関してはホウキやちりとり、雑巾やモップ、電気が通っていれば掃除機もあると便利です。
また、当日は床下や天井裏の状態も確認するため、脚立や懐中電灯も持参しましょう。
上記のほか、欠陥部分を撮影するカメラやチェックシートなどもあると便利です。

当日は動きやすい服装で行く

空き家を訪問する際は、服装にも注意が必要です。
古着や寝巻きなど、汚れを気にしなくて良い服装を用いるようにしましょう。
夏は蜂や蚊など害虫との遭遇も予想できるため、長袖や長ズボンを着用するのがおすすめです。
熱中症にならないよう水分補給をまめにして、日が暮れるまでには作業を終えるようにしましょう。
床下や屋根裏などホコリの多い場所に入る際や浴室の掃除をする際は、レインコートがあると便利です。
効率良く作業を進められるよう、動きやすさだけでなく冬の寒さや夏の暑さ対策も考えて服装を選びましょう。

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空き家を自分で管理する方法とは?

空き家を自分で管理する方法とは?

空き家の管理で欠かせないのは掃除と換気ですが、それ以外にも必要最低限やっておきたい作業があります。
ここからは、空き家を自分で管理する方法について解説します。

郵便ポストの確認

人が住んでいなくても、郵便ポストにはチラシやダイレクトメールが投函されます。
ポストに郵便物が溜まった状態のまま放置すると、一目で空き家とわかり不審者に狙われやすくなります。
ポストから溢れ出た郵便物を狙って放火されるリスクもあるため、ポスト内の点検は欠かさずおこないましょう。

家中をしっかり換気する

空き家が劣化してしまう大きな原因は湿気です。
空き家は窓を開ける機会が減るため、室内に湿気がこもりやすく、家の劣化を早めてしまいます。
そのため空き家の管理では、掃除に加えて換気がもっとも重要だといえます。
換気をする際は家中の窓をすべて開放し、空気が隅々までいき渡るようにしましょう。
とくにクローゼットや押し入れ、靴箱は湿気が溜まりやすいため、しっかり換気することが大切です。
電気が通っていれば、扇風機やサーキュレーターを活用して効率良く空気を循環させましょう。

給排水管の通水をおこなう

水道管には排水トラップといって、下水管と室内の空間がつながらないよう水を溜めて蓋をする機能があります。
長期間水道を使わないと、排水トラップの水が蒸発して、家の中に悪臭や害虫を招く原因となってしまいます。
また、水道管が錆びて破裂する可能性もあるため、空き家を訪問した際は通水も欠かさずおこないましょう。
通水をおこなう際は1分ほど水を出しっぱなしにして、水の出方は悪くないか、赤茶色の水が出ないかなどをチェックします。
洗面台やトイレ、浴槽、キッチンだけでなく、外の蛇口や洗濯機スペースの排水口も忘れずに通水しましょう。
水道管が破損すると高額な費用が発生することもあるため、最低でも1か月に1回は現地を訪れ、通水することが大切です。

自分で管理するのが難しい場合は?

これまで空き家の管理方法を解説してきましたが、自分でおこなうのは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
とくに相続した実家などは遠方にあることも多く、定期的に訪問するのが困難なケースも少なくありません。
このような場合は、不動産会社に管理を委託するのがおすすめです。
費用はかかりますが、管理のために現地を訪れる必要がなく、手間や時間を省けるというメリットがあります。
また、将来住む予定も活用する予定もなければ、早めの売却を検討してみてはいかがでしょうか。
早く手放すことで、固定資産税やメンテナンス費用といった維持費の節約にもつながります。

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まとめ

空き家の管理を怠ると、近隣住民とトラブルになったり特定空家に指定されたりと、さまざまなリスクが生じます。
空き家の資産価値を維持するためにも、定期的な掃除や換気、通水などの管理が欠かせません。
自分で管理するのが難しい場合は、売却や管理委託も検討してみると良いでしょう。
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