2023-09-03
物件そのものに問題がなくても、周辺環境が良くないと不動産売却は長引きやすいといわれています。
売却する不動産の近くにお墓がある場合「売れないのでは」と不安に思う方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、お墓に近い不動産の売却で注意したいポイント、不動産売却価格への影響などを解説します。
岡山市でお墓に近い不動産を売却したいとお考えの方は、ぜひ参考になさってください。
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不動産売却では、物件自体の魅力だけでなく周辺環境も重要です。
どんなに好条件の物件でも、周辺環境の良し悪しによって売却スピードが異なります。
それでは、お墓が近くにある不動産は不動産売却にどう影響するのでしょうか。
ここからは、お墓が及ぼす不動産売却への影響を解説します。
不動産を売却する際は、トラブル防止のために「重要事項説明」をおこなう必要があります。
重要事項説明とは、物件や取引条件に関する詳しい情報を事前に買主へ共有することです。
重要事項説明では、不動産の瑕疵(不具合や欠陥)についても共有しなければなりません。
たとえば、雨漏りやシロアリ被害が生じているなど、買主が購入をためらうような事柄については事前告知が必要です。
また物理的な瑕疵以外にも、以下のように買主が抵抗を感じる事柄がある場合も、告知する義務があります。
嫌悪施設とは、多くの方が「近くにあってほしくないな」と感じるような施設のことです。
嫌悪の感じ方は人それぞれなので明確な定義はありませんが、お墓も嫌悪施設に該当するとされています。
そのため、お墓が近い不動産を売る際は、その旨を重要事項説明の際に共有しておく必要があります。
告知を怠ると契約解除や損害賠償の請求にもつながるため、買主へ隠して売ることはやめましょう。
嫌悪の感じ方は人それぞれなので「お墓があっても気にならない」という方もいます。
しかしお墓は人の死を連想させやすく、怖いと感じる方が多いのも事実です。
同じ価格で似たような条件の家がある場合、お墓が近くにあるのとそうでないのとでは、後者を選ぶ方のほうが多いでしょう。
ほかの物件と差別化するために、お墓が近い不動産は市場価格から2〜3割ほど値下げするケースが多いとされています。
とはいえ学校から近いなど人気エリアにある場合は、価格を下げずに売却することも可能です。
売却価格はお墓以外の要因でも左右されるため、まずは不動産会社へ査定をご依頼ください。
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お墓が近い不動産の売却を成功させるには、メリットとデメリットを知っておくことが大切です。
ここでは、お墓が近い不動産ならではのメリットとデメリットを解説します。
不動産の近くにお墓があることで得られるメリットは以下のとおりです。
お墓は高さのある建築物ではないため、周囲にある住宅は日当たりや風通しが良い傾向にあります。
また地盤が安定している場所に作られることが多いため、隣接する土地も地盤が良いと考えられるでしょう。
とくに近年は地震による住宅被害も多く発生しており、地盤の良さを重視する方が増えています。
地盤の良さをアピールできれば、近くにお墓があっても買主の購入意欲を高められるかもしれません。
そのほか、お墓の周辺は静かな環境であること、また周辺環境がほぼ変わらないこともメリットです。
不動産の周辺環境は、年月の経過により大きく変わる可能性があります。
たとえば、購入当初は空き地だった隣地に商業施設が建設され、騒音が気になることもあるかもしれません。
その点、墓地がほかの建物になる可能性はほとんどなく、購入後に住環境が変わる心配はほとんどないといえるでしょう。
お墓の近くにある不動産は印象が良くないこと以外に、次のようなデメリットが挙げられます。
お墓の周辺は基本的に人通りが少なく、夜間は暗くなりやすいといえます。
騒音が少なく静かであることはメリットですが、一方で防犯面が心配になる方も多いかもしれません。
またお墓のお供え物を狙って、野良猫やカラスが集まる可能性もあります。
お盆やお彼岸の時期はお参りに訪れる方が増えるため、周辺が騒がしくなることもあるでしょう。
購入希望者の不安や懸念を取り除くためにも、こうした懸念点に対する回答を準備しておくことをおすすめします。
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お墓に近い不動産の売却を成功させるには、事前に注意点を抑えておく必要があります。
ここからは、お墓に近い不動産を売却するにあたり気をつけたいポイントを解説します。
一般的な不動産売却にかかる期間は、3〜6か月程度が目安です。
お墓が近い不動産はマイナスイメージを持たれることも多いため、目安の期間よりも長引く可能性があります。
そのため、お墓近くの不動産を売り出す際は、時間に余裕を持って行動することが大切です。
「いつまでに売却しなければならない」などと期間を決めてしまうと、焦りが生じて大幅な値下げに応じてしまう可能性があります。
売却に時間がかかることを想定したうえで、買い替えや住み替えなどの計画を立てるようにしましょう。
お墓のような嫌悪施設がある場合は、売買契約を締結する前に買主に告知する義務があります。
告知義務を怠ると契約不適合責任に問われ、売買契約の解除や損害賠償請求をされる恐れもあるため、告知は必ずおこないましょう。
告知は口頭でも有効とされていますが、言った言わないのトラブルを避けるため、売買契約書などにも記載するのが一般的です。
不動産売却をおこなう場合、まず不動産会社に査定を依頼し、いくらで売却できるかを確認します。
お墓の近くにある不動産はマイナスイメージを持たれやすいため、市場相場よりも低い査定額になることもあります。
自宅を売ったお金で新しい家を購入する予定の方は、買い替え資金が想定よりも少なくなる可能性がある点に注意しましょう。
また内覧に来た購入希望者から、お墓が近いことを理由に値下げ交渉を迫られることも少なくありません。
交渉に応じるかどうかは売主が決められますが、値下げ交渉を断ると次の購入希望者が現れず、売れ残る可能性もあります。
お墓に近い不動産を売り出す際は、いくらまでなら価格を下げられるかを考えておくことが大切です。
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お墓は嫌悪施設に該当するため、お墓に近い不動産を売るときは買主に告知する必要があります。
告知を怠るとトラブルになる可能性があるため、告知義務は必ず守らなければなりません。
お墓が近い不動産ならではのメリットをアピールし、不動産売却を成功させましょう。
岡山市南区の不動産売却なら「Torus不動産」へ。
土地・建物・分譲マンション・収益物件・農地と幅広い種別で対応可能です。
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