【2024年度版】不動産売却の価格を決めるためには?

2024-07-12

売却

この記事のハイライト

●不動産の売却価格の目安は、ご自身で相場を調べる方法と不動産会社の査定を受ける方法で確認できる

●不動産会社がおこなう査定には「机上査定」と「訪問査定」の2種類がある

2種類の査定はそれぞれにメリットがあるので、時間に余裕がある場合は両方をおこなっても良い


不動産売却を成功させるためには、適正な価格を設定することが大切です。
不動産会社の査定を受けると、その物件の適正価格だと考えられる「査定額」がわかります。
そこで今回は、岡山市で不動産売却をご検討中の方に向けて、不動産の査定についてご説明します。
ご自身で相場を調べる方法や、2種類ある査定の特徴もご説明しますので、ぜひ参考にしてください。

\お気軽にご相談ください!/




目次



不動産売却の際におこなう査定の1つである「机上査定」とは



机上査定は、不動産売却をする物件へ行かずにおこなわれる査定で、簡易査定とも呼ばれます。

机上査定で算出される査定額の根拠となるのは、以下のような要素です。

·       周辺の類似物件の取引相場

·       公示地価などの公的な価格

·       不動産に関する要素(大きさ・形・立地・地目など)

·       建物の築年数や間取り

 

机上査定は現地へ行かずにおこなうので、資料で確認できる要素を用いて査定額が算出されます。
机上査定のメリットは、手間がかからないことと、査定額の算出が早いことです。
不動産会社へ行かなくても電話やインターネットなどで依頼が可能で、現地で立ち会う必要もありません。
また、通常は3日ほどで査定額がわかり、依頼した当日に結果が出ることもあります。
そのため、とりあえず売却価格の目安を知りたいときや、不動産売却をする物件が遠方にある場合などにおすすめです。
ただし、不動産売却する物件を実際に見ないで査定されるので、査定額の精度はそれほど高くはありません。
とくに、一戸建てや土地は個別性が高いので、机上査定の査定額は参考程度だと思っておきましょう。


※岡山でも一括査定サイトにて査定をされるケースは多いですが、不動産会社側からするとどうしても物件を預かりたいという気持ちから相場よりも高めに査定価格を出すケースが多いのも事実です。実際の適正価格ではなく、高い価格で売り出しをしてしまうと売れ残ってしまい、最終的には大きなお値引きをして売却する可能性もありますので、高い価格がすべて良いわけではありませんので、ご注意ください。


不動産売却の際におこなう査定の1つである「訪問査定」とは



訪問査定は、不動産売却をする物件を実際に調査しておこなう査定です。
机上査定の内容にくわえて、以下のような現地調査の結果も反映されます。

·       日当たりや周辺の環境

·       最寄りの駅や買い物施設までの距離や道中の様子

·       外観や室内の状態(建物の場合)

·       共用部や近隣住民の情報など(マンションの場合)

 

訪問査定の大きなメリットは、精度の高い査定額がわかることです。
査定額は、上記のように書類ではわからない実情も根拠にして算出されるので、不動産売却の適正価格により近い金額を知ることができます。
ただし、机上査定よりも時間や手間がかかることには注意が必要です。
査定額が出るまでには通常1週間から10日ほどかかり、建物がある場合は現地調査に立ち会う必要があります。
立ち会う時間がなかなか取れないと、査定額が出るまでの期間がもっと長くなるかもしれません。
また、書類や現地調査ではわからない要素が不動産にある場合は、あらかじめ伝えておくことが大切です。
たとえば、過去にその物件で人が亡くなっている場合は、心理的瑕疵物件になる可能性があります。
心理的瑕疵物件とは、住むことに心理的な負担を感じる物件のことです。
自殺や殺人事件が起きたことがあると、心理的瑕疵物件となって資産価値が下がるので、その旨を不動産会社に伝えておかないと査定額の精度が落ちてしまうでしょう。
なお、心理的瑕疵物件を売却する際は、買主への告知義務があります。
不動産売却をする際に買主へきちんと伝えないと、売主は契約不適合責任を問われ、損害賠償や契約解除などを求められる可能性があるので注意しましょう。




査定を受ける際におすすめの方法


ご説明したように、机上査定と訪問査定はそれぞれにメリットがあります。
そのため、時間に余裕がある場合は、両方をおこなうこともおすすめです。
どちらもおこなう場合は、先に机上査定で目安となる査定額を確認し、次に訪問査定でより精度の高い査定額を調べましょう。
不動産売却を急いでいて、どちらか1つにしたいときは、訪問査定をおこないましょう。
訪問査定は机上査定よりも時間がかかりますが、売り出し価格を設定する基準として信頼性の高い査定額がわかります。
先述のとおり、不動産売却を成功させるためには、適正価格を設定することがポイントです。
相場よりも高い価格にすると、買主はなかなか見つかりません。
反対に、相場よりも低い価格を設定すると、売主が損をすることになってしまうでしょう。
ですから、できるだけ適切な売り出し価格を設定するために、不動産売却前には訪問査定をおこないましょう。



まとめ


不動産売却前に査定を受けると、売却価格の目安がわかります。
スムーズに不動産売却を終えるためには、査定額やご自身で調べた相場などを参考にして、適切な売り出し価格を設定しましょう。

岡山でも高い価格から売り出しをし、徐々に金額を下げていくケースも非常に多いですが、売れ残り感が出てしまい、まだ値下げをしてもらえるのではないか思われる可能性もあります。

最初の価格設定は非常に大切です。
私たち「Torus不動産」は、岡山市全般で不動産売却をサポートしております。
査定のご依頼を随時承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。




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伊藤祐哉

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資格:■宅地建物取引士 ■ファイナンシャルプランナー2級

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