2024-08-20
不動産を売却する場合、不動産会社に売却査定を依頼するのが一般的です。
しかし、売却査定の前に価格相場についての理解を深めておくと、やりとりがスムーズになります。
不動産の相場は、ご自分で調べることが可能です。
そこで今回は、売却査定の相場をご自分で調べる方法や、調べる際の注意点、そして売却査定の相場よりも高く売るためのポイントについて解説します。
岡山市全域で不動産の売却を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
\お気軽にご相談ください!/
目次
不動産を売却する際、気になるのは「いくらで売れるのか」という点ですよね。
不動産には「定価」が存在しないため、最終的には買主と売主が納得した価格で売買契約が成立します。
しかし、現実的ではない高い価格で不動産を売り出してしまうと、そもそも買主から興味を持ってもらえません。
反対に、安すぎる価格に設定してしまうと、売却が決まったとしても売主が損をしてしまいます。
そこで重要になるのが「相場」です。
相場を知り、適切な価格で売り出すことが、スムーズな売却への近道になります。
また、不動産会社に売却査定を依頼する際も、提示された査定価格が妥当かどうかご自分で判断することが可能です。
ここでは、売却査定前にご自分で相場価格を調べる方法について解説します。
レインズマーケットインフォメーションは、国土交通大臣指定の不動産流通機構が企画運営する公的なサイトです。
直近1年間に実際に売買された、一戸建てやマンションの価格情報を調べることができます。
不動産売買を仲介した全国の不動産会社が、担当した不動産の情報をレインズに登録することで成り立っているシステムです。
また、「エリア」「建物種別」「駅からの距離」「面積」「間取り」「築年数」など細かい条件で物件情報を絞り込むことができるため、売却する不動産の類似物件が見つけやすい仕組みとなっています。
さらに、全国で取引された不動産の「売り出し価格」だけでなく、実際に売買された「成約価格」の相場をリサーチできる点も特徴です。
レインズは相場の基準となるデータの量が多いことからも、信頼性が高い情報サイトだといえるでしょう。
土地総合情報システムは、実際に不動産売買をおこなった方にアンケートを実施し、その回答をデータベース化したサイトです。
アンケートに回答があった、不動産の成約情報が閲覧できます。
アンケートに応じるかどうかは不動産売買をした方の任意であるため、レインズほどのデータ量はありません。
しかし、土地総合情報システムには「土地のみの相場を調べる機能」があります。
これはレインズにはない機能なので、土地の相場を調べたい方には土地総合情報システムの利用がおすすめです。
また、土地総合情報システムでは過去5年分のデータを閲覧できますが、不動産の相場は5年あれば大きく変化します。
そのため、古いデータしか参考にできる情報がない場合は信頼しすぎないように注意しましょう。
不動産ポータルサイトとは、民間企業が運営する一般的な物件情報サイトのことです。
基本的には物件を探している買主に向けて作られており、「写真が豊富」「操作性が良い」などの特徴があります。
相場の参考にする際の注意点としては、不動産ポータルサイトには「売り出し価格」しか掲載されていないことです。
不動産を売り出す際の価格相場を知ることはできますが、売り出し価格と実際の成約価格が異なることは理解しておく必要があります。
また、成約した不動産の情報は削除されてしまうため、現時点で売り出されている不動産の価格しか閲覧することはできません。
▼この記事も読まれています
不動産売却でかかる費用とは?種類や相場を解説
\お気軽にご相談ください!/
売却査定前にご自分で相場を調べる際の注意点について解説します。
不動産、とくに一戸建ての場合、まったく条件が同じ物件はありません。
そのため、どれだけ条件が類似した不動産の相場価格を調べたとしても、その価格で売却できるわけではないと理解しておきましょう。
注意点としては、ご自分で調べた相場価格は、不動産会社の出した売却査定の価格よりはどうしても精度が落ちてしまうことです。
ご自分で調べた相場については、あくまで指標のひとつとして参考にしましょう。
前述したとおり、条件がすべて一致する不動産は存在しません。
だからこそ、どの条件が価格相場に大きく影響するのかを意識する必要があります。
価格を左右する主な条件は、建物の場合は「築年数」「面積」「リフォーム歴」です。
土地の場合は、「立地」「形状」「面積」などが重視されます。
これらの条件を意識して比較すると、相場とのギャップを少なくすることができるでしょう。
不動産の相場価格は、時間とともに変動していきます。
短期間で価格が上下することもあるため、ご自分で一度調べた相場を長期間にわたって参考にすることはできません。
また、相場を調べる際には、なるべく新しいデータを参考にしましょう。
なお、レインズでは、過去2年間の市場価格の動向をグラフで閲覧することが可能です。
▼この記事も読まれています
不動産売却時の価格の目安がわかる査定とは?2種類ある査定の特徴も解説!
\お気軽にご相談ください!/
相場価格や売却査定価格より、少しでも高く不動産を売却するためのポイントについて解説します。
売却活動のスタート時には、売却査定や相場価格よりも少し高めの価格設定にすることをおすすめします。
中古物件では値下げ交渉をされるケースが多いため、それを見越しての価格設定です。
また、不動産購入を急いでいる買主とタイミング良く出会えれば、高く設定した価格で売却が決まることもあります。
注意点としては、あくまで相場を基準として、常識の範囲内で価格を設定することです。
また、一定期間で売却が決まらなければ価格を見直す必要があるため、時間的な余裕がある方に適した方法だといえるでしょう。
インスペクションとは、既存住宅の状況調査のことです。
不動産の構造耐力上主要な部分などについて、資格を持った建築士が国が定めた基準に沿って調査します。
調査費用はかかりますが、調査の結果に問題がなければ、不動産の品質を証明することが可能です。
買主としても安心して不動産を購入できるため、売主の希望条件での売却が実現しやすくなります。
不動産には、売却しやすいタイミングがあります。
就職や進学、転勤などに向けて人の移動が増える「1月~3月」と「7月~8月」です。
このタイミングは転居先を急いで探している方が多いため、相場よりも高く売れる可能性が高まります。
かならず高く売れるというわけではありませんが、売却の時期を選べる状況なのであれば、タイミングも意識して売却を進めてみましょう。
▼この記事も読まれています
不動産売却時の必要書類とは?売却前・契約締結時・決済時ごとにご紹介
不動産の相場価格は、インターネットを使ってどなたでもご自分で調べることができます。
売却査定を依頼する前におおまかな相場を知っておくだけでも、不動産会社から提示された査定価格に対する納得度が高まるはずです。
査定価格や売り出し価格がどのような基準で決まっていくのかという仕組みを理解して、不動産売却を満足のいくものにしてくださいね。
岡山市南区の不動産売却なら「Torus不動産」へ。
土地・建物・分譲マンション・収益物件・農地と幅広い種別で対応可能です。
無料査定もおこなっておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
この記事のハイライト ●不動産の売却価格の目安は、ご自身で相場を調べる方法と不動産会社の査定を受ける方法で確認できる●不動産会社がおこなう査定には「机上査定」と「訪問査定」...
2023-05-08
目次1. 農地所有で困る事例2. 農地売却の難しさとは?3. &...
2023-10-10
この記事のハイライト ●検査済証とは新築した建物が建築基準法に反していないことを証明する書類●ないと住宅ローンが使えなかったり違反の責任が買主にもおよんでしまうため売却しに...
2023-12-15
この記事のハイライト ●オークション形式で買主を決める売却方法を入札方式という●入札方式のメリットは高値かつ早期売却が期待できること●入札方式での不動産売却を成功させるには...
2023-12-01