シロアリ被害にあった家を売却する方法とは?注意点についても解説!

2024-05-10

売却

シロアリ被害にあった家を売却する方法とは?注意点についても解説!

この記事のハイライト
●シロアリ被害にあうと、家の耐久性や耐震性に大きな影響が出るリスクがある
●そのままの状態で売却、シロアリの駆除後に売却、解体後に売却などの方法がある
●シロアリ被害を隠して売却すると、損害賠償や契約解除を求められる可能性がある

家が深刻なダメージを受ける要因の1つに「シロアリ被害」があります。
「売却しようと考えていた家がシロアリ被害にあっていた」という方もいるのではないでしょうか。
しかし、シロアリ被害にあった家でも売却できないわけではありません。
そこで今回は、シロアリが家にあたえる影響や、シロアリ被害にあってしまった家を売却する方法、売却する際の注意点について解説します。
岡山市全域で家の売却を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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家のシロアリ被害とは?雨漏りとの関係性や売却時の影響について

家のシロアリ被害とは?雨漏りとの関係性や売却時の影響について

居住していた家や相続した家の売却を考えたものの、調べてみたらシロアリ被害が発見された…というケースは珍しくありません。
ダメージが大きければ、「売却できないのではないか?」と不安になってしまいますよね。
たしかに、シロアリ被害と聞いて良いイメージを持つ買主はいません。
そのため、通常の不動産売却とは異なる売却方法や注意点をいくつか理解しておく必要があります。
ここではまず、シロアリ被害とはどのようなものなのかについて理解していきましょう。

シロアリ被害とは

不動産売却の経験がない方でも、シロアリ被害という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。
シロアリとは、その名前からアリの一種だと勘違いされがちですが、実際はゴキブリの一種です。
自然界においては、倒木を食べて森の環境を守ってくれる「益虫」としての役割も持っています。
しかし、暖かくて湿度の高い環境を好むことから、住宅にも大量に発生しやすいため注意が必要です。
シロアリ被害にあった家は、耐久性や耐震性に深刻なダメージを受けてしまうことがあります。
その結果、床が抜けてケガをする、地震の際に倒壊しやすくなる、といったリスクを抱えてしまうのです。

シロアリ被害が出やすい場所とは

家の中でシロアリが発生しやすい場所は、湿気が溜まりやすい床下、水回りなどです。
特に床下はシロアリ被害が発生していても気が付きにくいため、発見したときにはすでにボロボロの状態になってしまっている可能性があります。
また、浴室付近もシロアリが好む高温多湿の環境になりやすいため注意が必要です。
さらに、ベランダにシロアリ被害が発生することもあります。
一見、通気が良く湿度の低そうなベランダですが、注意すべきはベランダに物を置いているケースです。
シロアリの被害にあうのは木材だけだと思われがちですが、実際にはコンクリート、プラスチック、段ボール、発泡スチロール、屋根瓦にまで被害がおよぶことがあります。
ベランダに物を放置しているとシロアリが集まってしまう危険性があることを理解しておきましょう。

雨漏りとシロアリ被害の関係性とは

シロアリ被害が発生する要素の1つが雨漏りです。
雨漏りで湿度が上がるうえに、木材の腐食が進んでシロアリの好む環境になります。
また、特に注意したいのが、放置状態になっている空き家です。
居住中の家とは違い、空き家の場合は雨漏りの発見や対応が遅れてしまいます。
相続したまま放置していた家などを売却する際は、雨漏りの調査と併せてシロアリの調査もかならず実施しましょう。

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シロアリ被害にあった家を売却する3つの方法とは

シロアリ被害にあった家を売却する3つの方法とは

シロアリ被害は家の資産価値に大きく影響します。
そのため、一般的な方法や価格では売却が難しいといえるでしょう。
しかし、方法を工夫すれば、売却が不可能というわけではありません。
ここでは、シロアリ被害にあった家を売却する代表的な方法を3つご紹介します。

シロアリ被害にあった家を売却する方法1:シロアリを駆除してから売却する

シロアリを駆除し、シロアリ被害にあった場所を修繕してから売却する方法です。
駆除と修繕を徹底すれば、市場の相場価格に近い条件での売却を目指せます。
注意点としては、シロアリ被害の状況によっては高額の修繕費がかかる点です。
基礎や構造部分の大規模な修繕が必要な場合、市場価格で売却できても赤字になってしまう可能性があります。
想定される売却価格と修繕費を比較して、慎重に検討する必要があるでしょう。

シロアリ被害にあった家を売却する方法2:古家付き土地として売却する

駆除や修繕をおこなわず、家をそのままの状態で売却する方法です。
「古家付き土地」の場合、「古い家が建ったままの土地」として売却するため、基本的に建物の価値はないものとして土地のみの価格で売り出すことになります。
高額での売却は見込めませんが、解体や修繕の手間や費用をかけずに売却することが可能です。
また、「家を安く購入して自分好みにリフォームしたい」と考える買主をターゲットにすることができます。

シロアリ被害にあった家を売却する方法3:解体してから売却する

シロアリ被害のある家を解体して、更地にしてから売却する方法です。
解体費用がかかりますが、シロアリ被害のダメージやマイナスイメージを気にすることなく売却を進められます。
注意点としては、土地によっては家を解体すると「再建築不可」になってしまう可能性があることです。
また、家を解体すると、固定資産税の軽減措置が受けられなくなります。
家が建っている状態の土地を所有するよりも、土地のみを所有しているほうが固定資産税の負担が大きくなるので注意しましょう。
家を解体する場合は、なるべくスピーディーな売却を目指すことをおすすめします。

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シロアリ被害にあった家を売却する際の注意点について

シロアリ被害にあった家を売却する際の注意点について

シロアリの被害を受けている家を売却する際には、いくつかの注意点があります。
ここでは、代表的な2つの注意点について見ていきましょう。

シロアリ被害のある家を売却する際の注意点1:シロアリ被害のことを隠さない

シロアリ被害は家の価格を下げる要因になりますが、売却の際はかならず正直に告知しましょう。
もし買主に告知せず売却した場合、契約不適合責任に問われるリスクがあります。
契約不適合責任とは、売買契約の締結後に告知していなかった不具合が発見された場合、売主が買主に対して負わなければならない責任のことです。
もしシロアリ被害を隠して家を売却すると、売主は買主から損害賠償や契約解除を求められる可能性があります。
そもそも、シロアリ被害は家の倒壊にもつながりかねない危険な瑕疵(かし)です。
シロアリ被害にあった家を売却する際は、かならず告知した状態で売却を進めましょう。

シロアリ被害のある家を売却する際の注意点2:売却までに時間がかかる

シロアリ被害がある家は、通常より売却に時間がかかる傾向にあります。
前項でも解説したように、売却に向けて修繕や解体といった作業が必要になるからです。
古家付き土地としてそのまま売却する場合も、一般的な中古物件を売却する場合より買主探しに時間がかかってしまうと考えられます。
また、買主が見つかってからも、シロアリ被害に関する説明などは丁寧に進める必要があるでしょう。

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まとめ

シロアリ被害にあった家は、どうしても通常より売却が難しくなってしまいます。
しかし、そのまま売却するのか、あるいは駆除や解体をしてから売却するのかなど、適切な方法を選択すれば納得のいく条件で売却することも可能です。
シロアリ被害の状況や、売却に求める条件などを整理しつつ、ご自身にとって最適な方法を検討しましょう。
岡山市南区の不動産売却ならTorus不動産へ。
土地・建物・分譲マンション・収益物件・農地と幅広い種別で対応可能です。
無料査定もおこなっておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。


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