空き家は買取依頼したほうが良い?メリット・デメリットや利用の流れを解説

2024-11-04

売却

空き家は買取依頼したほうが良い?メリット・デメリットや利用の流れを解説

この記事のハイライト
●空き家買取を利用すると家屋の解体や家具の撤去不要で早く売却できるメリットがある
●売却価格が安くなり買い取ってもらえないなどのデメリットもある
●空き家買取を利用する際の流れは査定依頼から物件の引き渡しまで5ステップ

老朽化が進んだ空き家をお持ちの方は「買主が現れるだろうか」と心配ですよね。
古い空き家を売却する際は、不動産会社に買取依頼をする選択肢もあります。
本記事では、不動産会社の空き家買取サービスを利用するメリット・デメリットや利用の流れについて解説します。
岡山市で空き家を所有しており、売却を検討中の方はぜひ参考にご覧ください。

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空き家買取を利用するメリットとは?

空き家買取を利用するメリットとは?

空き家買取とは、不動産会社が売主から直接物件を購入する方法です。
通常の仲介での売却と異なり、個人の買主を探す必要がありません。
不動産会社が売主から物件を買い取り、リノベーションなどで付加価値を高めたうえで再販売いたします。
空き家買取のメリットは、以下の3つとなります。

①スピーディーな売却

空き家買取を利用する最大のメリットは、迅速な売却が可能な点です。
従来の仲介での売却方法では、広告宣伝や購入希望者の募集などで買主が見つかるまでに4~6か月程度かかるのが一般的です。
とくに劣化の進んだ空き家は、さらに長期化するケースも少なくありません。
一方、買取サービスをご利用いただければ、売主の同意をいただいた後、最短1週間から1か月程度で売却が完了いたします。
空き家の維持には税金や管理費などのコストがかかります。
早期売却によるコスト削減は、大きなメリットとなるでしょう。

②解体不要で売却可能

空き家買取サービスでは、物件をそのままの状態で売却できます。
これは、以下の理由から大きなメリットとなります。
コスト削減
従来の売却方法では、老朽化した空き家の場合、解体が必要となるケースが少なくありません。
しかし、解体費用は決して安くありません。
さらに、解体後の土地売却でその費用を回収するのは困難を伴います。
手間の削減
解体工事の手配や管理は、所有者にとって大きな負担です。
空き家買取サービスを利用すると、この煩わしさから解放されます。
付加価値の可能性
不動産会社は豊富な経験と資金力を活かし、買い取った物件を適切に評価します。
場合によっては、解体せずにリノベーションを施し、新たな価値を創出することも可能です。
迅速な取引
解体工事が不要なため、より迅速に取引を進められます。
これにより、維持管理費用の負担も軽減されます。

③家具付きで売却できる

不動産会社によっては、売主のニーズに応じて、家具付きでの売却も可能です。
家具付きでの売却には以下のようなメリットがあります。
手間の大幅削減
通常の不動産売却では、室内の家具や家電製品を全て撤去し、空の状態で引き渡すのが一般的です。
しかし、家具付きで売却すれば、現状のままでの売却が可能です。
これにより、家具の処分にかかる時間と労力を節約できます。
相続物件にも対応
突然の相続で家具が残ったままの空き家をお持ちの方にも、このサービスは大変便利です。
煩わしい整理作業を省き、スムーズな売却が可能となります。
柔軟な対応
売主の要望に応じて、一部の家具のみの引き取りなど、柔軟な対応も可能です。
ただし、家具の引き取りにかかる費用の分、買取価格が若干下がる可能性があります。
また、引き取り可能な家具の種類や状態には制限がある場合があります。

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空き家買取を利用するデメリットとは?

空き家買取を利用するデメリットとは?

空き家買取を利用する際は、メリットだけでなく、考慮すべき点についても事前に知っておくことが大切です。
主なデメリットは、以下のとおりです。

①価格面での考慮事項

空き家買取サービスでは、迅速な取引や手間の削減といったメリットがある一方で、売却価格が通常の仲介取引と比較して低くなる可能性があります。
一般的に、買取価格は市場価格の約5~8割程度です。
たとえば、市場価値が1,000万円の物件の場合、買取価格が500万円~800万円になる可能性があります。
このような価格差が気になる方は、買取保証を利用するのも1つの手です。
買取保証とは、市場に売り出して一定期間内に売却できない場合に、不動産会社がその物件を買い取る契約のことです。
買取保証を利用すれば、相場価格で売却できるチャンスがあります。
相場価格で売却できなくても、一定期間経過すれば、買取価格で売却することも可能です。

②空き家買取サービスの適用範囲と制限事項

空き家買取サービスは、すべての物件に適用できるわけではありません。
買取が困難となる主なケースは、土地の価値が解体費用を下回る場合です。
具体的には以下のような状況が考えられます。

  • 地価が安い地域に位置する物件
  • 老朽化が進み、解体費用が高額になる物件
  • 立地条件により再開発が難しい物件

解体費用が土地価値を上回ると、再販売時の利益確保が困難になるため、上記のようなケースでは買取が困難となります。
地方にある物件や特殊な立地条件の物件をお持ちの方は、まずは不動産会社にご相談ください。

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空き家買取を利用する際の流れとは?

空き家買取を利用する際の流れとは?

空き家買取サービスを利用する際は、取引をスムーズに進めるためにも、手続きの流れを知っておくと安心です。
空き家買取は、以下の5つのステップで進行します。

  • 査定依頼
  • 査定額の算出
  • 条件交渉
  • 売買契約の締結
  • 物件の引き渡しと決済

各ステップの詳細は、以下のとおりです。

①査定依頼

インターネットや店舗を訪問して不動産会社に査定を依頼します。
査定料金は、基本的に無料です。
不動産会社によって買取の条件が異なる場合があるため、事前に不動産会社のホームページで確認しておくとスムーズです。

②査定額の算出

空き家の査定方法は机上査定(簡易査定)と訪問査定(詳細査定)の2種類があります。
机上査定は、インターネットから必要事項を入力すれば、簡単に査定額を確認することができます。
周辺相場や物件の基本情報を元に概算の査定額を算出し、査定結果の算出にかかる時間は数時間から1日程度です。
ただし、あくまでも概算の査定額のため、詳細な査定額を知りたい場合は、訪問査定がおすすめです。
訪問査定では、実際に物件を訪問し、詳細な状況を確認します。
査定結果の報告は、1週間程度かかります。

③条件交渉

査定結果を基に、以下の項目について詳細な打ち合わせをおこなう流れです。

  • 買取金額
  • 取引スケジュール
  • 契約に必要な書類の確認

不動産会社は、売主の要望を最大限考慮し、最適な条件を提案します。

④売買契約の締結

合意された条件に基づき、売買契約を締結します。
契約内容に不明点があれば、契約書に捺印する前にしっかりと確認しましょう。
とくに、家具の処分まで依頼する場合は、処分費用がいくらかかるのかチェックしましょう。
なお、契約時の必要書類は、以下のとおりです。

  • 登記識別情報(登記済権利証)
  • 土地測量図・境界確認書
  • 固定資産税納付通知書
  • 印鑑証明書・実印
  • 住民票

そのほか、運転免許証などの本人確認書類も必要となります。

⑤物件の引き渡しと決済

売買契約に基づき、物件の引き渡しと代金の決済をおこないます。
引き渡しの際は、所有権移転登記の手続きも必要です。
売却する空き家に抵当権が設定されている場合は、抵当権抹消登記も必要となります。
登記手続きは、司法書士に依頼するのが一般的です。

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まとめ

空き家買取のサービスを利用すると、家屋の解体や家具の撤去が不要で早く売却できるメリットがあります。
一方、売却価格が安くなったり、買い取りができない場合もあるなどのデメリットもあります。
空き家買取を利用する際の流れは、査定依頼から物件の引き渡しまで5ステップです。
岡山市南区の不動産売却ならTorus不動産へ。
土地・建物・分譲マンション・収益物件・農地と幅広い種別で対応可能です。
無料査定もおこなっておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。


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伊藤祐哉

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資格:■宅地建物取引士 ■ファイナンシャルプランナー2級

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